プロジェクトマネージャー/ディレクター「とっちー」のクリエイターあるあるコラム
「仕様書は次回までにこちらで書いてお渡しします」という地雷
ども。とっちーです。
小さめの制作案件や開発案件で、発注サイドのディレクターが、
「仕様書は次回までにこちらで書いてお渡しします」っていうこと、よくありますよね。
むしろ毎回といってもいいくらい、ありません?
そんなとき、あなたが受注サイドのディレクターである場合、どう感じますか?
もしかして、「お。仕様書が出てくるなら楽だな。」なんて思ってしまっていませんか?
キケン、キケン。
その時点でもう、スケジュール遅延が目に見えています。
それは確実に「地雷」です。「地雷源」です。
もちろん、その発注側ディレクターが、
これまで何度も案件を一緒に回してきたような戦友であれば、おそらく問題はありません。
しかし、初めて一緒に仕事をする方の場合や、
まだ数回しか一緒に仕事をしたことがない方の場合は、
即座に、
「仕様書ってどこまで記載していただけますか?」
「○○○や×××は確定した状態で、いただけますか?」
と確認しなきゃダメですよ。
逆に、あなたが発注側である場合は、
「仕様書」というワードは使わないほうがいいんじゃないかと思います。
「仕様書」って自分も相手もなんだか安心させてしまいますが、
あとになって必要事項の漏れに気づき、その安心はきっと瞬時に崩壊します。
だから「仕様書」とはいわず、
「○○○と○○○と○○○はこっちで決めるから、×××と×××と×××はそちらで考えてね」
というように、
どこまでを発注者が指示して、
どこから発注先に考えてもらうのかを明確にするように僕は気を付けています。
惜しいのは、
「○○○と○○○と○○○はこっちで決めるから、それ以外はそちらで考えてね。」
というやつです。
「それ以外って具体的に何やねん」という部分を予めちゃんと洗い出して、
明確にしておくのが、デキるディレクターですね!
思っていた仕様書よりも全然粗い「仕様書もどき」が出てきたときに
「いやー、こんなの仕様書っていえねーじゃん。
こんな仕事なら小学生でもできるよ! バカバカー」
なんて思ったことのあるあなた、気をつけてください。
このダメディレクターめ!
仕様書なんてそもそも決まった形式なんてないんだから、
アウトプットは人によって様々で当然じゃ!
仕様書が出てくるよりも、もっとずっとずっとずっと前の段階で、
その仕様書に何を盛り込むべきかをすり合わせておかなかったお前が悪いんじゃ!
わかったか!
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「いいね!」してね